世界の子どもの平和像を作ろう

 1998年3月の広島で「世界の子どもの平和像(仮称)建立会議」が開かれ、下記のアピールが作成されました。
そして、同年8月の全国高校生平和集会 in 広島において日本での像建設が提案されます。


核廃絶と「世界子どもの平和像」建設運動への
参加・連体を求めるアピール

1998年3月26日   「世界の子どもの平和像」第1回相談会参加者

  1945年8月6日、9日、人類の頭上に初めての原爆が投下されてから、今 年で53年目になります。まだ、核実験を続けている国もあり、私たちは依然とし て核戦争の可能性と隣り合わせに生きています。平和とは何だろう。核兵器によっ て押しつけられたものも「平和」?核戦争と核戦争の間も「平和」?人権が無視さ れ、差別や貧困があっても「平和」?私たちはそうは思いません。私たちは、核兵 器のない平和を求めます。差別や貧困のない、国際的な信頼関係に基づく平和を求 めます。

 今、核廃絶を求める声は、大人たちだけでなく、戦争を知らない子どもの間でも 、世界的に大きな世論となっています。アメリカの原爆発祥の地、ロスアラモスに 核廃絶の平和の像を作る運動をはじめたアメリカの子どもたちは、1995年アル バカーキーで子どもの平和像を完成させました。1996年にアメリカに世界へ広 げ、愛と平和と核廃絶のメッセージにしたいと訴えました。

 日本の子どもたちも、1958年に原爆の子の像を作り、1982年に原爆犠牲 ヒロシマの碑を作り、1996年にふりそでの少女像を作った経験があります。一 人のアメリカの少年の夢が、それらの取り組みと重なり、今ではたくさんの人の夢 へと広がっています。私たちは今、21世紀のとびらを開く夢として、子どもによ る、子どものための、子どもの平和像を作る運動を始めたいと思います。平和への 願いは誰もが持っています。だから私たちは草の根の広範なネットワークを世界に 広げたいと思っています。

 平和について考え、行動することは、決して難しいことではありません。53年 前の原爆投下を仕方なかったと思う人も、許せないと考える人も、私たちが作る未 来には、核戦争はいらないという考えでは一致できるはずです。もう二度と核兵器 を遣わせないという思いでは一致できるはずです。みなさん、その思いを私たちと ともに現実のものにしてみませんか。私たちは未来の世界を、核兵器のない平和な 世界にするために「子どもの平和像」を作る運動をスタートさせたいと思います。 軍事力ではなく信頼関係が、人類の平和を実現できるようにという願いをこめて、 一人でも多くの子どもと大人が、「世界の子どもの平和像」を作る運動に参加する ことを呼びかけます。

 2001年の夢の実現に向けて、ともにがんばりましょう。